ビットコイン、現物ETFの純流出が続く 投資行動に変化も

 代表的な暗号資産であるビットコイン(BTC)は、対ドルで24時間比1.9%安の7万4800ドル台と地合いが弱い。

 米国の現物ビットコインETFは5月26日まで7営業日連続の純流出となり、この期間の流出総額は18.8億ドルに達した。この断続的な資金減少について一部アナリストは、初期の保有ブームが一段落し、マクロ経済や金利動向に応じて機動的にポジションを調整する投資行動への移行を指摘している。機関投資家が単純な長期保有ではなく、伝統的資産とのバランスを踏まえたポートフォリオ管理に動き出した可能性があるという。

 足元は米金利の低下やナスダック指数の最高値更新など、本来ならリスクオンが暗号資産にも波及しやすい地合いである。それにもかかわらず資金が流出している背景には、より確実なリターンを求めてハイテク株へマネーが向かうローテーションの存在が考えられる。代替資産としての真価が試される中、今後の需給反転には、これら伝統的市場との相関の歪みが解消されるかが焦点となる。


(小針)

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