ロンドン為替見通し=ユーロドル、目線は米CPIに
本日のロンドンタイムで予定されている経済指標はノルウェーの5月消費者物価指数(CPI)程度と、主要通貨の動意につながりそうな材料は乏しい。中東関連の報道に留意しつつ、米5月CPI待ちムードが広がりそうだ。
原油相場は2月末にイラン戦争が勃発した直後に形成された大きなレンジの中で神経質な上下が長くなっており、ユーロの反応もやや鈍くなっている。しかし、エネルギー価格はユーロ圏の景気・インフレに大きな影響を与え、足元では欧州中央銀行(ECB)の政策決定を左右する要因だ。そのため、中東情勢が相場の大きなポイントであることに変わりはない。
国際エネルギー機関(IEA)は、米国とイランがホルムズ海峡の開放に合意したとしても、正常運航するには6-8カ月程度の時間が必要になるとの見解を示している。エネルギー価格が高止まりし、この先もユーロ圏の景気減速やインフレの圧迫の要因となり得る。
市場は、明日のECB理事会での0.25%利上げを織り込み済だ。ただ、ECBのメンバーからは域内景気を懸念する声も多く聞かれる。そのため、声明などのトーンは慎重な内容となり、「ハト派寄りの利上げ」になる可能性が高く、ユーロの重い動きが続くと見込んでいる。
ところで、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が昨日公表した調査によると、ドイツの消費者は欧州全体に比べても経済に対する悲観論が強く、収入が増えても貯蓄に回すなど、消費への慎重さが増していることが明らかになった。多くの回答者がエネルギー価格に大きな負担を感じ、今後6カ月で物価のさらなる上昇を予想している。
・想定レンジ上限
ユーロドルは日足一目均衡表・転換線1.1593ドル。
ユーロ円は5日高値186.21円。
・想定レンジ下限
ユーロドル8日安値1.1500ドルや3月31日安値1.1448ドル。
ユーロ円は8日安値184.01円。
(金)
原油相場は2月末にイラン戦争が勃発した直後に形成された大きなレンジの中で神経質な上下が長くなっており、ユーロの反応もやや鈍くなっている。しかし、エネルギー価格はユーロ圏の景気・インフレに大きな影響を与え、足元では欧州中央銀行(ECB)の政策決定を左右する要因だ。そのため、中東情勢が相場の大きなポイントであることに変わりはない。
国際エネルギー機関(IEA)は、米国とイランがホルムズ海峡の開放に合意したとしても、正常運航するには6-8カ月程度の時間が必要になるとの見解を示している。エネルギー価格が高止まりし、この先もユーロ圏の景気減速やインフレの圧迫の要因となり得る。
市場は、明日のECB理事会での0.25%利上げを織り込み済だ。ただ、ECBのメンバーからは域内景気を懸念する声も多く聞かれる。そのため、声明などのトーンは慎重な内容となり、「ハト派寄りの利上げ」になる可能性が高く、ユーロの重い動きが続くと見込んでいる。
ところで、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が昨日公表した調査によると、ドイツの消費者は欧州全体に比べても経済に対する悲観論が強く、収入が増えても貯蓄に回すなど、消費への慎重さが増していることが明らかになった。多くの回答者がエネルギー価格に大きな負担を感じ、今後6カ月で物価のさらなる上昇を予想している。
・想定レンジ上限
ユーロドルは日足一目均衡表・転換線1.1593ドル。
ユーロ円は5日高値186.21円。
・想定レンジ下限
ユーロドル8日安値1.1500ドルや3月31日安値1.1448ドル。
ユーロ円は8日安値184.01円。
(金)