ニューヨーク外国為替市場概況・1日 ドル円、小幅に3日続伸

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅ながら3日続伸。終値は162.58円と前営業日NY終値(162.55円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が「ECBフォーラム」で「インフレ期待とインフレリスクがこの数週間で低下している」との認識を示すと、米10年債利回りが4.45%台まで低下。全般ドル売りが優勢となり、23時前に一時162.30円と日通し安値を付けた。なお、ウォーシュ氏は金利に関する見通しは示さず、「インフレ率を2%の目標に押し下げることに引き続きコミットしている」との姿勢を改めて強調した。
 ただ、前日NY時間の安値162.05円が目先サポートとして意識されると下げ渋る展開に。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場を下支えし、取引終了間際には162.62円付近まで持ち直した。

 ユーロドルは下落。終値は1.1377ドルと前営業日NY終値(1.1422ドル)と比べて0.0045ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間発表の6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったことを受けて全般ユーロ売りが先行。22時過ぎに一時1.1362ドルと日通し安値を更新した。ウォーシュFRB議長のインフレを巡る発言を受けてドル売りが優勢になると、23時前に1.1412ドル付近まで下げ渋ったものの、買い戻しが一巡すると再び上値が重くなった。ユーロ圏インフレ指標の下振れをきっかけとしたユーロ売りが出やすい地合いとなった。
 なお、6月ADP全米雇用報告や6月米製造業PMI改定値、6月米ISM製造業景況指数など、この日発表の米経済指標は軒並み予想を下回った。

 ユーロ円は5営業日ぶりに反落。終値は184.98円と前営業日NY終値(185.68円)と比べて70銭程度のユーロ安水準。ユーロ圏インフレ指標の下振れをきっかけに全般ユーロ売りが進んだ。2時前には一時184.86円と日通し安値を付けた。
 なお、ユーロ豪ドルは一時1.6488豪ドル、ユーロNZドルは2.0042NZドル、ユーロカナダドルは1.6165カナダドル、ユーロスイスフランは0.9202スイスフランまで下落した。また、ユーロポンドは0.8566ポンドと昨年7月1日以来1年ぶりの安値を更新した。

本日の参考レンジ
ドル円:162.30円 - 162.84円
ユーロドル:1.1362ドル - 1.1423ドル
ユーロ円:184.86円 - 185.76円

(中村)
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