NYマーケットダイジェスト・9日 株高・金利上昇・ドル伸び悩み

(9日終値)
ドル・円相場:1ドル=158.31円(前営業日比△0.43円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=177.34円(△0.33円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1200ドル(▲0.0011ドル)
ダウ工業株30種平均:51654.95ドル(△423.31ドル)
ナスダック総合株価指数:27366.17(△172.83)
10年物米国債利回り:5.24%(△0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=91.85ドル(△0.36ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4216.3ドル(△59.3ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
10月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)
        46.3        48.1

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反発。米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが先行すると、24時前に一時158.43円と日通し高値を付けた。ただ、7日の高値158.51円や200日移動平均線158.53円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場の重し。
 なお、この日発表の10月米ミシガン大学消費者態度指数速報値は46.3と予想の47.6を下回ったものの、相場の反応は限られた。

・ユーロドルは小反落。米長期金利の上昇を背景にユーロ売り・ドル買いが先行すると、2時前に一時1.1188ドルと日通し安値を付けた。市場では「フランスやスペインの政局不安が引き続きユーロを買いづらくしている」との声も聞かれた。
 ただ、前日の安値1.1172ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。トランプ米大統領が「ロシアはディーゼル燃料を世界に供給することで合意した」と明らかにすると、WTI原油先物が時間外取引で失速。ユーロドルを下支えした面もあった。

・ユーロ円は続伸。日本時間夕刻に一時177.87円と本日高値を付けたものの、買い一巡後はじりじりと上値を切り下げた。2時前には177.12円付近まで下押しした。ユーロドルにつれた動きとなった。

・カナダドルは下落。カナダ統計局が発表した9月カナダ雇用統計で、新規雇用者数が6.83万人減と予想の1.00万人増に反して減少したことが分かると、全般カナダドル売りが優勢に。対ドルでは一時1.4299カナダドル、対ユーロでは1.6020カナダドル、対円では110.68円まで値を下げた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。前日に下げた主力ハイテク株に買い戻しが入った。市場の関心は来週から始まる米主要企業の四半期決算に移っており、「好業績期待から買いが入った」との声も聞かれた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発。スペースXやテスラ、アルファベットなどが買われた。

・米国債券相場で反落。米メキシコ湾岸に向けて北上するハリケーン「イサイアス」の一時的な供給への影響などが懸念されて、WTI原油先物が上昇すると、債券にも売りが出た。ただ、3連休となる週末を前にポジション調整目的の買いが入ると下げ渋った。

・原油先物相場は続伸。前日にトランプ米大統領が11月の米中間選挙前にイランを攻撃しないと表明したことが重しとなるも、ハリケーン「イサイアス」の接近を受け、メキシコ湾岸地域の米エネルギー企業が生産を停止したとの報道も相場の支えとなり、押し目に買いが入った。
 時間外取引ではトランプ米大統領が「ロシアは軽油供給で合意した」と明らかにしたことを受けて下げに転じた。

・金先物相場は続伸。7日に中心限月の清算値ベースで約2カ月ぶりの安値をつけ、前日に続きこの日も安値拾いの買いが優勢となった。また、市場が来週に発表予定の9月米消費者物価指数(CPI)や米卸売物価指数(PPI)に向けられる中、調整の買いも入った。

(中村)
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