NY株見通し-堅調な展開か、7月小売売上高などの経済指標に注目

 今晩は堅調な展開か。13日のNY株式市場は上昇した。7月の米卸売物価指数(PPI)が前月比横ばいと市場予想を下回り、前日の消費者物価指数(CPI)に続きインフレ減速感が強まった。米10年債利回りの低下や原油安も好感され、ダウ平均は69.72ドル高(+0.13%)と4日ぶりに反発。ハイテク株中心のナスダック総合も0.81%高と続伸した。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も続伸し、取引時間中と終値の過去最高値を更新した。シスコ・システムズが決算嫌気で急落し上値を一部抑えたものの、利上げ警戒感の緩和を背景に買いが優勢の展開となった。

 今晩のNY株式市場は、高値警戒感がありつつも底堅い展開が予想される。S&P500とナスダックは3週連続の上昇を見込める位置にあり、時間外の先物取引も落ち着いた動きとなっている。市場の関心は7月の米小売売上高や8月のミシガン大学消費者信頼感指数、同 1年先・5年先期待インフレ率速報値などの経済指標に向かい、個人消費の動向や期待インフレ率が注目される。FRBの9月会合での金利据え置き観測が高まるなか、足元で復調しているソフトウェアなどIT関連株や力強い企業業績が相場を下支えしており、堅調な地合いが維持されそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは7月小売売上高、8月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同 1年先・5年先期待インフレ率速報値など。主要な企業の決算発表はなし。
(執筆:8月14日、14:00)
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