NY株見通し-もみ合いか 8月ISM非製造業PMIなどの経済指標に注目

 今晩はもみ合いか。前日の米株式市場は主要3指数がそろって4営業日ぶりに反発した。前日まで数年ぶりの高水準となっていた米10年債利回りをはじめとする長期金利の上昇が一服したことが買い安心感につながった。また、中東情勢の緊迫化に伴い高騰していた原油先物価格の上昇スピードが鈍化し、インフレ再燃への過度な警戒感が和らいだことも好感された。直近3営業日続落していたことから割安感に着目した買い戻しも相場を支えた。ダウ平均は295.07ドル高(+0.56%)の5万3061.95ドルで終了。ナスダック総合も0.45%高となり、半導体大手エヌビディアの上昇などが指数をけん引した。

 今晩のNY株式市場は、翌日に重要な8月米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが広がるなか、もみ合いの展開となりそうだ。本日発表される新規失業保険申請件数や8月ISM非製造業景気指数(PMI)などの経済指標を受け、労働市場や景気の現状を見極める動きが強まるとみられる。また、前日引け後に決算を発表したスノーフレイクが時間外で急騰したことなど、個別株の決算反応がハイテク株の支えとなるかも注目される。ただし、依然として高水準にある長期金利や中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の動向への警戒感は根強く、上値は限られそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、8月ISM非製造業PMIのほか、8月チャレンジャー企業人員削減数、7月貿易収支、8月S&Pグローバルサービス業PMI確定値など。企業決算は寄り前にキャンベル・スープ、引け後にルルレモンなどが発表予定。(執筆:9月3日、14:00)
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