NYマーケットダイジェスト・4日 株安・金利上昇・円神経質(2)

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。8月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回ると、FRBの早期利上げ観測が高まり株売りが広がった。3連休を前にポジション調整目的の売りも出やすかった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落。テスラが6%近く下落した。「米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が同社の自動運転タクシー(ロボタクシー)専用車両「サイバーキャブ」の調査を始めた」との報道が嫌気された。

・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。8月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回ると、米早期利上げ観測が高まり債券に売りが出た。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。週明け7日はレーバーデーでの祝日で休場。3連休となる週末を前にポジション調整目的の買いが入ると下げ幅を縮めた。
 なお、米金融政策の影響を受けやすい2年債利回りは一時4.4163%前後と昨年1月以来約1年8カ月ぶりの高水準を付けた。

・原油先物相場は小幅に5日続伸。6日に開かれる石油輸出国機構(OPEC)プラス有志7カ国会合を前に、持ち高調整の売りが先行した。NY序盤には一時88ドル台後半まで下げ幅を広げている。しかしながら、トランプ米大統領がイラン再攻撃を示唆すると、エネルギー供給の混乱が長期化するとの警戒感から買い戻しが強まる展開に。結局、91ドル台を回復し、前日終値を上回って取引を終えた。

・金先物相場は3日ぶりに反落。注目された8月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比16.2万人増と予想の増加幅を10万人以上も上回った。過去2カ月分も上方修正され、米10年債利回りが上昇。金利を生まない金への売り圧力が強まり、指標発表後に4410ドル台まで急落した。長期金利の伸び悩みを眺めて買い戻されたものの、強い雇用統計の影響が最後まで残った。

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。