NYマーケットダイジェスト・2日 株反発・金利低下・円高(2)

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発。米長期金利の上昇が一服したことで投資家心理が改善し、株買いが優勢となった。足もとで相場下落が続いたあとだけに、自律反発狙いの買いも入った。「半導体大手エヌビディアはAIスタートアップのハギングフェイスの買収に向けて詰めの協議を進めている」との報道が好感されて、エヌビディア株が3%超上昇した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も4日ぶりに反発した。

・米国債券相場で長期ゾーンは6日ぶりに反発。予想を下回る8月ADP全米雇用報告や、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の発言「インフレは緩やかな低下傾向にあると認識」「金利は適切な水準にある」を受けて債券買いが優勢となった。

・原油先物相場は3日続伸。時間外取引では、米・イランの交戦を背景に92ドル台前半まで上昇した。ただしその後、ホルムズ海峡の石油輸送回復を巡る報道から売りが優勢となり、一時89ドルを割り込んだ。もっとも、米原油在庫の予想以上の減少で買いが再燃し、中東情勢への懸念も根強く、91ドル台を回復するなど荒い値動きとなった。

・金先物相場は4日ぶりに反発。時間外取引では、米10年債利回りの上昇が金利を生まない金の重しとなり、一時4330ドル前後まで売り込まれた。もっとも、8月ADP全米雇用報告の増加数が予想に届かなかった辺りから、金の買い戻しが強まり始めた。米長期金利の上昇が一服したことも支えに、4440ドルを超える場面もあった。

(中村)
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