独東部の州議会選で与党敗北、メルツ首相に難題を突きつける
ドイツ東部ザクセン=アンハルト州で6日投開票された州議会選挙は、右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が約44%の票を獲得して歴史的な勝利を収めた。得票率は州与党であるキリスト教民主同盟(CDU)の2倍以上に達し、絶対過半数には届かないものの初の政権樹立に向けた正当性を主張している。一方、これまで州政権を担ってきたCDUの得票率は前回の半分に落ち込み、従来の中道勢力の衰退が鮮明となった。
米ウォール・ストリート・ジャーナルWSJ紙は、この結果が国政で連立与党を率いるメルツ首相(CDU)に苦渋の選択を迫っていると分析。最大の課題は、極右を排除してきた「防火壁」と呼ばれる原則の維持だ。メルツ氏が原則を貫いて左派勢力との連立を選択すれば、AfD排除に不満を募らせる東部の党内反発を招き指導力が失墜する恐れがある。
反対に州組織によるAfDとの協力を容認すれば、国政での連立相手である社会民主党(SPD)の離脱を招き、政権崩壊に直結しかねない。支持率低迷に苦しむ首相にとって、自身の政治的生命を脅かす局面となっている。
(小針)
米ウォール・ストリート・ジャーナルWSJ紙は、この結果が国政で連立与党を率いるメルツ首相(CDU)に苦渋の選択を迫っていると分析。最大の課題は、極右を排除してきた「防火壁」と呼ばれる原則の維持だ。メルツ氏が原則を貫いて左派勢力との連立を選択すれば、AfD排除に不満を募らせる東部の党内反発を招き指導力が失墜する恐れがある。
反対に州組織によるAfDとの協力を容認すれば、国政での連立相手である社会民主党(SPD)の離脱を招き、政権崩壊に直結しかねない。支持率低迷に苦しむ首相にとって、自身の政治的生命を脅かす局面となっている。
(小針)
