中国の8月新築住宅価格は下落、下落幅はわずかに縮小も不動産不況は継続
中国の8月の新築住宅価格は前年同月比で3.0%下落し、7月の3.2%下落から下落幅がわずかに縮小した。しかし、長期化する不動産不況が引き続き世界第2位の経済規模を誇る同国の内需や家計資産の重荷となっている。前月比では0.1%の下落となり、回復に向けた勢いは極めて鈍い。地域別では、北京が前年比2.3%下落となる一方、上海は3.0%上昇と引き続き好調を維持しており、地域によるばらつきが顕著である。不動産は家計資産の多くを占めるため、価格低迷の長期化は消費者心理を冷え込ませ、デフレ圧力を強めている。信用支援などの不況対策にもかかわらず本格的な市場回復には至っておらず、当面は経済成長の構造的な抑制要因となり続ける公算が大きい。
(越後)
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