英首相、EUとの長期的な関係を示す 英国内では政治対立への懸念も
バーナム英首相は30日、英国と欧州連合(EU)の長期的な関係について、現状維持、関税同盟、単一市場、個別協定、EU再加盟の5つの選択肢を提示した。再加盟を排除しない姿勢を示しつつも、現時点では国民的な議論を呼びかける段階にとどまる。仮に再加盟を目指す場合、EU条約49条に基づく手続きや規則への再適合、財政負担が生じるため、単一議会の任期内で完了するような短期的な課題ではない。
今回の提案は、即座のEU復帰ではなくブレグジット(英国のEU離脱)後の関係見直しに主眼がある。完全な再加盟の手前にある「関税同盟」や「単一市場への復帰」も選択肢に含まれており、11月に予定されるEU・英国首脳会談に向けて実現可能な関係性を比較検討する構えだ。
マクロン仏大統領やサンチェス・スペイン首相らは首脳会談や再加盟の議論を歓迎した。しかし、EU側はウクライナ問題や域内の政情不安を優先しており、英国の再加盟を直ちに議題とする情勢にはない。英国内でもリフォームUKなどの右派勢力が激しく反発しており、ブレグジットを巡る政治的対立が再燃するリスクを抱える。
(小針)
今回の提案は、即座のEU復帰ではなくブレグジット(英国のEU離脱)後の関係見直しに主眼がある。完全な再加盟の手前にある「関税同盟」や「単一市場への復帰」も選択肢に含まれており、11月に予定されるEU・英国首脳会談に向けて実現可能な関係性を比較検討する構えだ。
マクロン仏大統領やサンチェス・スペイン首相らは首脳会談や再加盟の議論を歓迎した。しかし、EU側はウクライナ問題や域内の政情不安を優先しており、英国の再加盟を直ちに議題とする情勢にはない。英国内でもリフォームUKなどの右派勢力が激しく反発しており、ブレグジットを巡る政治的対立が再燃するリスクを抱える。
(小針)
