ロシア、原油高受け金・外貨買い入れを5倍に増額
ロシア財務省は10月7日から11月6日にかけて、約2,800億ルーブル(約33億ドル相当)規模の外貨および金の買い入れを実施すると発表した。これは前月(約560億ルーブル)の約5倍に達する規模である。ペルシャ湾の供給懸念に伴いブレント原油がバレル当たり約100ドルで推移しており、国家財政ルールの基準価格(バレル当たり59ドル)を大きく上回るエネルギー収入が発生していることが要因である。
超過収入は国民福祉基金(NWF)の準備資産として充当され、ロシア中央銀行を通じて市場で執行される。この買い入れ拡大は、9月に価格が下落した金市場に対して公的機関からの需要を下支えする効果をもたらす。一方で、国家による外貨・金資産の取得拡大はルーブル相場の重石となるほか、中東の緊迫化による原油価格の高騰がロシアの国庫を直接潤す構造を改めて浮き彫りにしている。
(越後)
超過収入は国民福祉基金(NWF)の準備資産として充当され、ロシア中央銀行を通じて市場で執行される。この買い入れ拡大は、9月に価格が下落した金市場に対して公的機関からの需要を下支えする効果をもたらす。一方で、国家による外貨・金資産の取得拡大はルーブル相場の重石となるほか、中東の緊迫化による原油価格の高騰がロシアの国庫を直接潤す構造を改めて浮き彫りにしている。
(越後)
