東京外国為替市場概況・10時 ドル円、買い戻し

 5日の東京外国為替市場でドル円は買い戻し。10時時点では132.97円とニューヨーク市場の終値(132.89円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。133円台で上値の重さを確認すると仕掛け的な円買いが進み、昨日安値の132.77円を下抜けて一時132.52円まで値を下げた。もっとも、その後は5・10日(ゴトー日)の仲値に向けた本邦実需勢の買いに支えられて、133円台を再び回復する場面も見られた。
 なお、岸田首相はペロシ米下院議長との朝食会後に「台湾海峡の平和と安定を維持するため、引き続き日米で緊密に連携していくことをペロシ氏と確認した」などと述べた。

 ユーロドルは上値が重い。10時時点では1.0232ドルとニューヨーク市場の終値(1.0246ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。一時1.0252ドルまで上昇する場面があったが、昨日高値1.0254ドルの上抜けに失敗すると、ドル円の買い戻しなどの影響もあって1.0231ドルまで伸び悩んだ。

 ユーロ円は10時時点では136.05円とニューヨーク市場の終値(136.16円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。全般に円買いが強まった局面で135.81円まで下押ししたが、売り一巡後は136.10円台まで下げ渋った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.52円 - 133.14円
ユーロドル:1.0231ドル - 1.0252ドル
ユーロ円:135.81円 - 136.39円

(岩間)
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