NY為替見通し=ドル円、145円大台を意識した仕掛けに注意

 昨日にドル買い・円売りを加速させたドル円は本日もその勢いが劣えず、144.38円まで24年ぶりの高値を更新した。その後も相変わらずこれといった調整は見られず、144円前後でしっかり。

 足もとのドル円は買いが買いを呼び、オーバーシュート気味ではあるが、ここまでくると145円大台を意識した仕掛け的な動きにも注意。1998年8月の高値147.66円まで注目のレジスタンスは見当たらず、いったん145円大台を狙った動きに持ち込む可能性は十分あり得るか。松野官房長官や鈴木財務相らは急速な円安に懸念を示したものの、市場の反応は限定的。急ピッチで進んだ円安に調整が入る可能性はあるものの、低下気味に推移している米長期金利の動向次第で、ドル円は上値を試す動きが再開しそうだ。

 今週は20-21日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてブラックアウト期間に入る前の最終週であり、本日も複数の米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言が予定されているが、8月中旬にドル円を再び上昇モードに戻すきっかけとなったのが当局者らの引き締め支持の発言だっただけに、本日もドル高・円安に冷や水をかけるような発言は期待しにくいか。東京タイムでは、バーキン米リッチモンド連銀総裁の「FRBは実質金利がゼロ%上回るよう一段の政策引き締め必要。FF金利が3.5%まで上昇し、2023年を通じてその水準を維持する見込み」との発言が伝わっている。


・想定レンジ上限
 ドル円は節目の145.00円が上値めど。しっかりと上抜ければ、1998年8月の高値147.66円が視野に入るか。

・想定レンジ下限
 ドル円は昨日の高値143.07円や本日これまでの安値142.71円が下値めど。

(金)
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