ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、底堅い

 30日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは底堅い。24時時点では0.9794ドルと22時時点(0.9754ドル)と比べて0.0040ドル程度のユーロ高水準だった。22時30分前に一時0.9735ドルと日通し安値を付けたものの、9月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値が予想を下回ったことが分かるとユーロ買い・ドル売りで反応。24時前に0.9809ドル付近まで持ち直した。市場では「月末・四半期末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ買いのフローが出た」との声も聞かれた。
 なお、ミシガン大が併せて発表した消費者の期待インフレ率は、1年先が4.7%と予想の4.6%を上回った一方、5年先が2.7%と予想の2.8%を下回った。

 ドル円はやや強含み。24時時点では144.74円と22時時点(144.53円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、ロンドン・フィキシングにかけては円売り・ドル買いがじわりと強まった。24時過ぎには144.79円と日通し高値を更新した。

 ユーロ円は下値が堅い。24時時点では141.76円と22時時点(140.98円)と比べて78銭程度のユーロ高水準。22時30分前に一時140.79円と本日安値を付けたものの、ユーロドルの下げ渋りにつれた買いが入ると141.93円付近まで下値を切り上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.21円 - 144.79円
ユーロドル:0.9735ドル - 0.9854ドル
ユーロ円:140.79円 - 142.29円


(中村)
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