東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値抑えられる

 30日の東京外国為替市場でドル円は上値が抑えられる。10時時点では138.62円とニューヨーク市場の終値(138.63円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。月末5・10日(ゴトー日)ということもあり、東京仲値に向けて神経質な動きになった。9時30分過ぎには仲値への期待が高まり138.94円まで上昇したが、米金利の低下とともに138.60円台まで戻した。東京仲値にかけては連日同様に邦銀を中心にドル買いになり、再び138.80円台に乗せ、強引に仲値を右寄せに値決めするとすぐに上値が抑えられた。

 ユーロドルは下げ渋り。10時時点では1.0343ドルとニューヨーク市場の終値(1.0330ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。朝方に昨日安値を僅かに割り込み1.0319ドルまで下がる場面もあったが、対円でのドル買いが限られたことでユーロドルも下げ渋り10時頃には1.0345ドルまで強含んだ。

 ユーロ円は方向感がない。10時時点では143.37円とニューヨーク市場の終値(143.26円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて143.60円まで一時買われたが、ドル相場となっていることで143円前半を中心に方向感のない動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.55円 - 138.94円
ユーロドル:1.0319ドル - 1.0345ドル
ユーロ円:143.17円 - 143.60円

(松井)
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