NY株見通し-FOMCの結果やパウエルFRB議長記者会見に注目

 今週のNY市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目。昨日は翌日のFOMCの結果公表を控える中、おおむね良好な企業決算や賃金インフレのピークアウト期待が高まったことなどで主要3指数がそろって上昇。S&P500は1月月間で6.18%高と好調なスタートを切り、ハイテク株主体のナスダック総合は10.68%高と、昨年7月以来の月間上昇率を記録した。今晩は取引時間午後に結果が公表されるFOMCに注目が集まる。今会合では0.25%の利上げが見込まれているが、その後の利上げペースや利上げ打ち止め時期などを巡り、公表される声明文やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見などから金融政策の見通しのヒントを探ることとなる。利上げ打ち止め時期の議論などハト派的な内容となれば株式市場の追い風となりそうだ。

 今晩の経済指標・イベントはFOMC結果公表、パウエルFRB議長会見のほか、1月ADP民間部門雇用者数、1月ISM製造業PMI、12月JOLTS求人件数など。企業決算は寄り前にヒューマナ、アルトリア・グループ、TモバイルUS、引け後にメタ・プラットフォームズ、コルボなどが発表予定。(執筆:2月1日、14:00)
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