2日の主な要人発言(時間は日本時間)

2日10:35 若田部日銀副総裁
「物価目標をあいまいにすることは金融政策が追求すべき目標をあいまいにし、政策効果を損ないかねない」
「物価目標の持続的・安定的な達成にはなお時間がかかる」
「12月のYCC運用見直し、金融緩和継続の日銀のコミットメント全く変わっていない」
「10年にわたる大規模金融緩和、様々な成果上げてきた」
「物価目標を持続的・安定的に実現するため、引き続き金融緩和を着実に進めていく必要」
「物価はまだ下に戻る可能性もあり、安心できない」
「政策の検証より、政策をきちんと遂行しなければならない」

2日21:02 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
「MPCのメンバー7人は0.50%の利上げを支持、残り2人は据え置きを支持」
「前回の見通しよりも短く浅いリセッションを見込む」
「インフレリスクは大きく上振れ方向に傾く」
「インフレが根強ければ、さらなる引き締めが必要になる可能性」
「インフレはピークに達した可能性が高い」
「インフレ率は2023年第4四半期までに3.92%に低下と予想(前回は+5.20%)」

2日21:34 ベイリー英中銀(BOE)総裁
「インフレが転機を迎えた最初の兆しが表れている」
「インフレは今年低下し続けるだろう」

2日21:49 ブロードベント・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁
「インフレリスクは依然上向きであり、金利のピークを知ることは明白ではない」
「次が利上げか利下げかどちらの方向になるかは明確でない」
「MPCは依然として非常に注意深い」
「6%の賃上げは2%のインフレと整合性がない」
「我々はインフレのコーナーを曲がったが、それは政策金利に関するコメントではない」

2日22:20 欧州中央銀行(ECB)声明
「制限的な金利は時間の経過とともにインフレを低下させる」
「必要に応じてPEPP再投資の柔軟性を継続する」
「金利は依然として安定したペースで大幅に上昇する必要がある」
「理事会はすべての手段を調整する準備ができている」
「3月も0.50%の利上げを実施する意向」

2日22:24 ラムスデン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁
「困難で厳しい状況になるだろうが、景気後退は予測より穏やか」
「英国経済の潜在的な供給の伸びが、世界金融危機以前のように安定しているとは仮定できない」
「製造業の生産性の低さは、公式データの最新の修正で特に顕著になった」

2日22:55 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「次回会合で0.50%の利上げを実施し、評価する」
「政策金利の決定はデータに依存する」
「経済活動は著しく減速した」
「短期的には弱い状態が続くと予想」
「経済は今後数四半期で回復する見通し」
「経済は予想以上に底堅い」
「失業率は今後数四半期で上昇する可能性」
「物価上昇圧力は依然として強い」
「インフレ見通しに対するリスクはより均衡した」
「成長見通しに対するリスクはより均衡した」
「最近の賃金データは昨年12月の予想にほぼ一致」
「利上げ完了していないと認識している」
「3月利上げに関する意向は撤回不可能ではない」
「あらゆる合理的なシナリオで大幅な利上げが必要」
「基調的なインフレ圧力は継続」
「現時点では景気抑制的な水準には至っていない」
「景気抑制的な水準にとどまる必要がある」

3日03:17 ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁
「スイスでは賃金と価格の上昇は見られない」
「SNBは追加利上げを除外せず」

※時間は日本時間


(中村)
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