東京外国為替市場概況・15時 ドル円、小幅高

 12日午後の東京外国為替市場でドル円は小幅高。15時時点では147.52円と12時時点(147.42円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。日経平均株価が大引けにかけて小幅ながらも一時プラス圏に浮上したことで、一時147.60円まで上値を伸ばした。
 なお、植田日銀総裁は、「物価安定目標2%見通しが持てれば、マイナス金利解除・YCC、そのほかの大規模緩和策の修正を検討」「(マイナス・YCC金利解除などの修正)具体的内容・手順は経済・物価の情勢次第」「当座預金付利を活用し、短期金利の適切コントロール可能」などと述べたが、市場の反応は限られた。

 ユーロドルは小動き。15時時点では1.0938ドルと12時時点(1.0936ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の上昇に連れ高となり、1.0939ドルまで上値を伸ばしたものの、15日の大きめのNYカットオプション1.0940ドルが上値を抑えた。

 ユーロ円も小幅高。15時時点では161.36円と12時時点(161.22円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が強含みに推移したことで、一時161.44円まで上値を伸ばした。また、豪ドル円は97.58円、ポンド円は189.20円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.62円 - 147.60円
ユーロドル:1.0921ドル - 1.0939ドル
ユーロ円:160.28円 - 161.44円

(山下)
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