東京外国為替市場概況・10時 ドル円、年初来高値を更新

 20日の東京外国為替市場でドル円は年初来高値を更新。10時時点では151.15円とニューヨーク市場の終値(150.86円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。昨日来の円安地合いが続いており、昨日高値150.96円を上抜け。151.34円まで年初来高値を更新した。昨年11月16日以来の高値圏での推移となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)でのタカ派的なドット・プロット(金利予測分布図)への警戒感もあるようだ。

 ユーロ円も円安推移。10時時点では164.22円とニューヨーク市場の終値(163.92円)と比べて30銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の動向を受けた円安の流れに沿った動き。目先の上値の節目だった昨年11月16日高値164.30円を上回り、2008年8月以来、15年半ぶり以上となるユーロ高・円安水準164.35円をつけた。ポンド円も一時192.38円と2015年9月以来の高値圏で推移。豪ドル円は98.72円までじり高、NZドル円は一時91.44円まで上昇した。

 ユーロドルは小安い。10時時点では1.0864ドルとニューヨーク市場の終値(1.0866ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル高の影響で一時1.0858ドルまで小幅にユーロ安・ドル高となった。もっとも、円相場主体の動意であるため朝方からのユーロドルのレンジはまだ9pipsと限られている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.77円 - 151.34円
ユーロドル:1.0858ドル - 1.0867ドル
ユーロ円:163.83円 - 164.35円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。