東京外国為替市場概況・8時 ドル円、売り先行

 11日の東京外国為替市場でドル円は売りが先行。8時時点では152.91円とニューヨーク市場の終値(153.16円)と比べて25銭程度のドル安水準だった。朝方から海外短期勢による持ち高調整目的の売りが観測され、一時152.90円まで値を下げた。1990年6月以来の高値水準で東京時間を迎えたこともあり、目先は本邦実需勢の動向や本邦当局者からの発言などに注目が集まりそうだ。

 ユーロ円も売りが先行。8時時点では164.27円とニューヨーク市場の終値(164.54円)と比べて27銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれてやや売り先行となり、164.23円まで下落する場面があった。

 ユーロドルは小動き。8時時点では1.0743ドルとニューヨーク市場の終値(1.0743ドル)とほぼ同水準だった。前日終値付近で動意を欠いた。ここからは2日につけた直近安値の1.0725ドルがサポートして機能するか注目される。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.90円 - 153.17円
ユーロドル:1.0740ドル - 1.0745ドル
ユーロ円:164.23円 - 164.59円

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。