東京外国為替市場概況・10時 ドル円、神経質な動き

 11日の東京外国為替市場でドル円は神経質な動き。10時時点では141.34円とニューヨーク市場の終値(141.31円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。日経平均株価が上昇して始まったことで、ドル円は9時過ぎには141.46円まで強含んだ。しかしながら、欧州通貨などに対してのドル売りが入ると、ドル円も上値が重くなり141.16円まで下押し、6月16日以来の安値を更新した。もっとも、連日東京仲値にかけては連日円売りが優勢となっていることで141.40円台を回復するなど、限られたレンジの中で神経質な動きになっている。

 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.1006ドルとニューヨーク市場の終値(1.1001ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。ドルインデックスが2カ月ぶりの水準まで低下するなど、ドルの軟調地合いが続いていることでユーロドルは底堅く、昨日高値を小幅に上抜け1.1010ドルまでじり高。
 なお、ポンドドルも昨日高値を超え、昨年4月以来となる1.2870ドルまで上値を伸ばしている。

 ユーロ円は堅調。10時時点では155.57円とニューヨーク市場の終値(155.47円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。ドル相場となっていることもあり値動きは限られているが、本邦株式市場が反発していることもあり、ユーロ円は堅調な動き。仲値近辺での円売りも支えになり155.67円まで強含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.16円 - 141.46円
ユーロドル:1.0997ドル - 1.1010ドル
ユーロ円:155.35円 - 155.67円


(松井)
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