東京外国為替市場概況・15時 ドル円、年初来高値更新

 3日の東京外国為替市場でドル円は年初来高値を更新。15時時点では149.91円と12時時点(149.85円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。本邦をはじめアジア株安の中ではあるが、国内輸入企業の買い遅れなどが意識されるなど、押し目買い意欲が一段と強まるなかで底堅く推移。一時149.93円まで上昇し、昨年10月以来の高値を更新した。

 豪ドル円は軟調。本邦やアジアの株式が軟調に推移する中、一時94.53円まで下落して先月14日以来の安値水準となった。なお、豪準備銀行(RBA)は金融政策を発表したが、政策金利は市場予想通り4.10%で据え置きとなったほか、声明文もノーサプライズとなったこともあり、市場の反応は薄かった。

 ユーロ円は小反発。15時時点では156.89円と12時時点(156.83円)と比べ6銭程度のユーロ高水準だった。株安が重しとなり156.76円まで下げるも、売り一巡後は156.80円台までやや値を戻した。

 ユーロドルは安値更新。15時時点では1.0465ドルと12時時点(1.0466ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。全般的なドル高の流れの中、ユーロ円の下げに連れて昨年12月以来となる1.0460ドルまで売られ、その後も安値付近でのもみ合いが続いた。

本日こまでの参考レンジ
ドル円:149.79円 - 149.93円
ユーロドル:1.0460ドル - 1.0487ドル
ユーロ円:156.76円 - 157.08円


(川畑)
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