欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、堅調

 19日の欧州外国為替市場でドル円は堅調。20時時点では150.53円と17時時点(150.26円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。植田日銀総裁の会見内容がほぼ想定通りとなり、相場への影響が限定的であったことから、日銀会合後の円売りの流れが継続。欧州勢がドル買いで参入したことも上昇を後押しすると、150.70円まで上値を伸ばして2月13日に付けた年初来高値150.89円に迫った。

 ユーロドルは下げ渋り。20時時点では1.0844ドルと17時時点(1.0854ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢がドル買いで参入すると1.0835ドルまで下値を広げたが、3月独ZEW景況感指数が市場予想を上回ったことから下げ渋った。

 ユーロ円はもみ合い。20時時点では163.25円と17時時点(163.10円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの下押しとドル円の上げに挟まれ、163円台前半で方向感が定まらなかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.03円 - 150.70円
ユーロドル:1.0835ドル - 1.0877ドル
ユーロ円:162.03円 - 163.50円

(川畑)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。