ロンドン為替見通し=ECB金融政策の方向性示唆に注目、中国物価指標の影響にも留意

 ロンドンタイムは欧州中央銀行(ECB)が金融政策を発表する。政策金利の据え置きが予想されているものの、市場は理事会後のラガルド総裁の会見で6月利下げが示唆されるかどうかなど金融政策に関する方向性の示唆に注目している。

 ラガルド総裁は政策オプションの選択肢を狭めないために自身の姿勢について中立的な見解を述べるにとどめることも考えられる。それでも利下げ議論の有無などへの言及に市場は反応するだろう。理事会直前に政策姿勢への具体的な言及を控えていた各ECB高官の今後の発言内容もマーケットを左右する材料になってくると想定できる。

 今回の理事会以前にはハト派とされるストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁の「夏季休暇前に2度の利下げが必要」「我々はすぐに利下げを開始する必要がある」などの発言も目を引いた。他のECB高官からまだ全面的に支持されている意見ではないとされていたが、そのようなハト派な方向へ傾くきっかけとなるかならないか、今夜のECBの内容が注目を集める。

 また、アジアタイム発表の3月中国物価指標は軒並み2月分より減速する結果となった。中国経済の思わしくない状況を示したものと受け止めることができる。中国金融市場に特段のネガティブな反応は感じられなかったものの、中国への進出企業が多い欧州の経済にも影響を与えかねない材料であり、欧州勢の動き出しの流れを左右するかもしれない。


想定レンジ上限
・ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.0853ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:昨年11月10日安値1.0656ドル。

(関口)
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