欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 伸び悩む

 18日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩む。22時時点では154.37円と20時時点(154.44円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。東京タイムで売りが先行するも154円割れ水準で底堅さを示したこともあり、20時30分過ぎには154.51円までじり高となった。4月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や新規失業保険申請件数が予想比強い結果となり、米10年債利回りが前日比プラスに転じ4.62%まで上昇した動きに伴いややドル買いで反応するも、ドル円は上値を切り上げることはできず154.40円を挟んでの小動きにとどまった。

 ユーロドルはじり安。22時時点では1.0663ドルと20時時点(1.0676ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。予想比上振れの米経済指標の結果を受けた米長期金利の上昇が重しとなり、1.0660ドルまで安値を更新した。ナーゲル独連銀総裁の「6月の利下げが適切である可能性」との見解も上値を圧迫するも、1.06ドル後半の狭いレンジ内で値動きは限られている。

 ユーロ円は22時時点では164.60円と20時時点(164.88円)と比べて28銭程度のユーロ安水準だった。20時過ぎに164.95円まで上値を伸ばしたが165円の大台回復には至らず、ドル円の伸び悩みやユーロドルの下落も重しに164.60円近辺に上値を切り下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.96円 - 154.51円
ユーロドル:1.0660ドル - 1.0690ドル
ユーロ円:164.36円 - 164.95円

(金)
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