ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロ円、戻り鈍い

 19日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は戻りが鈍い。4時時点では164.62円と2時時点(164.68円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。165.03円を目先の上値とした反落を164.50円付近までにとどめ、164.80円近辺へいったん持ち直した。60ドル弱ほどまで上昇幅を縮小したダウ平均が300ドル超まで再び上昇幅を広げたことが支えとなった。しかし反発力は限られ、ダウ平均が100ドル高ほどまで上昇幅を縮小するなか、ユーロ円は164.60円付近へ押し戻された。

 ユーロドルも戻り限定的。4時時点では1.0650ドルと2時時点(1.0653ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。1.0640ドル付近へ反落したところから一時1.0658ドル前後へ小幅に持ち直したものの、反発力は限られた。米10年債利回りが4.62%台で戻りを試す動きとなった一方、ユーロドルは1.06ドル半ばで動きを重くした。

 ドル円はもみ合い。4時時点では154.57円と2時時点(154.57円)と同水準だった。ドル相場の底堅さと、政府・日銀による為替介入への警戒感に挟まれ方向感を強めにくかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.59円 - 154.67円
ユーロドル:1.0611ドル - 1.0677ドル
ユーロ円:163.02円 - 165.03円

(関口)
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