ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、じり高

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円はじり高。24時時点では156.68円と22時時点(156.42円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。日本時間夕刻には政府・日銀による為替介入と見られる売りで一時154.54円まで急落したものの、売り一巡後は徐々に下値を切り上げる展開に。23時30分前には156.89円付近まで下げ幅を縮めた。市場では「イエレン米財務長官は先週、為替介入をけん制しており、そのお膝元であるニューヨーク市場での覆面介入はやりづらいのではないか」との思惑が浮上している。

 ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0713ドルと22時時点(1.0703ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。22時30分過ぎに一時1.0690ドル付近まで値を下げたものの、週明け早朝取引で付けた日通し安値1.0687ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。

 ユーロ円は強含み。24時時点では167.82円と22時時点(167.39円)と比べて43銭程度のユーロ高水準。日本時間夕刻に一時165.66円まで急落したあとはじりじりと下値を切り上げる展開。23時過ぎには167.93円付近まで持ち直した。ドル円につれた動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.54円 - 160.17円
ユーロドル:1.0687ドル - 1.0734ドル
ユーロ円:165.66円 - 171.56円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。