22日香港株=反落して始まるか、利益確定売りが重荷

 22日の香港市場は反落して始まるか。前日のハンセン指数は6営業日続伸し、心理的節目の20000ポイントを上抜けた。終値ベースで昨年12月12日以来の高値を付けたとあって、いったん利益を確定する売りが先行しそうだ。20日に就任したトランプ米大統領は中国に対する高率関税を即時発動していないが、対中交渉で関税を武器に譲歩を迫る可能性は残っており、政策の不透明感は根強い。

 もっとも、下値は限定的と予想する。21日のNY市場で株式相場が上昇し、長期金利が低下したことで、香港市場でも運用リスクを取りやすくするだろう。

 休場明け21日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって続伸した。トランプ大統領の関税政策が当初警戒されたほど厳しいものではないとの見方が追い風となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、テンセント(00700)や中国4大商業銀行の中国建設銀行(00939)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。