ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、下落一服

 30日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは下落が一服。2時時点では1.1355ドルと24時時点(1.1367ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。24時過ぎにまとまったユーロ売りが対主要通貨で持ち込まれると、23時台につけた1.1350ドルを割り込んで1.1324ドルまで下げ足を速めた。もっとも24・25日に支えられた1.1316ドルがサポート水準として意識され、一巡後は1.1350ドル台まで切り返している。
 他、NY序盤は1.78豪ドル半ばを中心に推移していたユーロ豪ドルが1.7708豪ドルまで、ユーロスイスフランも0.93フラン後半から0.9330フランまでユーロ安が進んだ。

 ドル円は戻り限定。2時時点では142.67円と24時時点(142.62円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。ユーロドルがドル高に振れたタイミングで142.90円台まで持ち直した。しかしながらその後は、ユーロドルの下げ渋りにつれて一時142.60円割れまで上値を切り下げた。

 ユーロ円は下値を試す。2時時点では161.94円と24時時点(162.05円)と比べて11銭程度のユーロ安水準。ユーロドルが下落したタイミングで、他ユーロクロスとともに売り圧力が強まった。東京午前につけた161.72円を僅かに下回り、161.71円まで日通し安値を更新している。一巡後は、ユーロドルの持ち直しや米株の下げ幅縮小を眺めて162.00円付近まで買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.17円 - 143.15円
ユーロドル:1.1324ドル - 1.1399ドル
ユーロ円:161.71円 - 162.65円 


(小針)
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