ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、頭重い

 2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は頭が重かった。24時時点では144.01円と22時時点(144.64円)と比べて63銭程度のドル安水準だった。米労働省が発表した4月米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比17.7万人増と予想の13.0万人増を上回ったものの、前月の数値が下方修正されたうえ、平均時給が予想を下回った。指標発表直後はドル買いが入ったものの、反応は一時的となった。市場では「日本や英国の連休を控えた週末のポジション調整目的の円買い・ドル売りが入った」との声も聞かれ、23時過ぎに一時143.73円と日通し安値を更新した。

 ユーロドルは堅調。24時時点では1.1368ドルと22時時点(1.1318ドル)と比べて0.0050ドル程度のユーロ高水準だった。米雇用統計発表直後こそドル買いが入ったものの、そのあとは一転ドル売りが優勢となった。23時前には一時1.1381ドルと日通し高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.40まで低下した。

 ユーロ円は24時時点では163.74円と22時時点(163.73円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下落につれた売りが出ると一時163.46円と日通し安値を付けたものの、ユーロドルの上昇につれた買いが入ると下げ渋った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.73円 - 145.92円
ユーロドル:1.1274ドル - 1.1381ドル
ユーロ円:163.46円 - 164.63円


(中村)
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