東京マーケットダイジェスト・20日 円底堅い・株失速

ドル円:1ドル=144.38円(前営業日NY終値比▲0.48円)
ユーロ円:1ユーロ=162.49円(▲0.33円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1254ドル(△0.0014ドル)
日経平均株価:37529.49円(前営業日比△30.86円)
東証株価指数(TOPIX):2738.83(△0.44)
債券先物6月物:139.15円(▲0.10円)
新発10年物国債利回り:1.515%(△0.035%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。東京勢が買いで参入すると昨日の欧米時間高値145.22円を上抜け145.51円まで値を上げた。加藤財務相が「ベッセント米財務長官との会談で、為替含め2カ国間の諸問題を議論」と発言すると144.70円台まで失速したが、「23日に開催で調整している日米関税交渉にベッセント米財務長官が欠席の見通し」との報道が伝わると145.20円台まで再び上昇した。
 もっとも、買いは続かず、20年債入札が極めて不調な結果だったことが分かると、本邦長期金利の上昇とともに円買い・ドル売りが優勢に。一時144.31円まで下げ足を速めた。

・ユーロ円も上値が重い。総じてドル円と同様の展開となり、朝方に163.28円まで上昇したものの、その後は一転下落。本邦金利上昇で円高が加速すると一時162.42円まで売り込まれた。

・豪ドルは売り優勢。豪準備銀行(RBA)は予想通り政策金利を0.25%引き下げることを決定。声明で「インフレ率は大幅に低下している」「インフレの上振れリスクは減少している」などの見解が示されると売りで反応し、対ドルで0.6408米ドル、対円で92.53円まで値を下げた。

・ユーロドルは下値が堅い。ドル円が上昇したタイミングで1.1218ドルまで下げたが、ドル円が反落すると一転して1.1262ドルまで下値を切り上げている。

・日経平均株価は5営業日ぶりに反発。昨日の米国株高を好感して序盤には一時400円超上昇した。ただ、一巡後は戻り売りに押される展開に。本邦長期金利の上昇が相場の重しとなりマイナス圏に沈む場面も見られた。

・債券先物相場は続落。前日に米国債が買われた流れを引き継ぎ小幅高で始まるも、38年ぶりの不調となった20年債入札をきっかけに一転して138.78円まで急落した。一方、急ピッチで下げた反動から一巡後は139円台を回復した。

(越後)
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