ニューヨーク外国為替市場概況・20日 ドル円、続落
20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は144.51円と前営業日NY終値(144.86円)と比べて35銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りの上昇などが相場の支援材料となり、23時前に144.97円付近まで上げたものの、米10年債利回りが上昇幅を縮めると144.43円付近まで押し戻された。米国株相場の下落も相場の重しとなった。
もっとも、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議にあわせて行われる予定の日米財務相会談や、3回目の日米関税交渉を前に様子見ムードも広がり、大きな方向感は出なかった。NY市場に限れば狭い範囲内での推移にとどまった。
ユーロドルは続伸。終値は1.1283ドルと前営業日NY終値(1.1240ドル)と比べて0.0043ドル程度のユーロ高水準となった。21時30分前に一時1.1224ドル付近まで売られたものの、東京午前に付けた日通し安値1.1218ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。取引終了間際には1.1286ドルと日通し高値を付けた。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場の支援材料。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するムサレム米セントルイス連銀総裁は「金融政策は現在、良好な状態」「インフレ期待が不安定になった場合、FRBは物価安定を優先すべき」などと発言した。
ユーロ円は小幅ながら続伸。終値は163.05円と前営業日NY終値(162.82円)と比べて23銭程度のユーロ高水準。ドル円の下落につれた売りが出たものの、ユーロドルの上昇につれた買いが入ると一時163.15円付近まで値を上げた。
本日の参考レンジ
ドル円:144.10円 - 145.51円
ユーロドル:1.1218ドル - 1.1286ドル
ユーロ円:162.42円 - 163.28円
(中村)
もっとも、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議にあわせて行われる予定の日米財務相会談や、3回目の日米関税交渉を前に様子見ムードも広がり、大きな方向感は出なかった。NY市場に限れば狭い範囲内での推移にとどまった。
ユーロドルは続伸。終値は1.1283ドルと前営業日NY終値(1.1240ドル)と比べて0.0043ドル程度のユーロ高水準となった。21時30分前に一時1.1224ドル付近まで売られたものの、東京午前に付けた日通し安値1.1218ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。取引終了間際には1.1286ドルと日通し高値を付けた。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場の支援材料。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するムサレム米セントルイス連銀総裁は「金融政策は現在、良好な状態」「インフレ期待が不安定になった場合、FRBは物価安定を優先すべき」などと発言した。
ユーロ円は小幅ながら続伸。終値は163.05円と前営業日NY終値(162.82円)と比べて23銭程度のユーロ高水準。ドル円の下落につれた売りが出たものの、ユーロドルの上昇につれた買いが入ると一時163.15円付近まで値を上げた。
本日の参考レンジ
ドル円:144.10円 - 145.51円
ユーロドル:1.1218ドル - 1.1286ドル
ユーロ円:162.42円 - 163.28円
(中村)