東京外国為替市場概況・12時 ドル円 上値重い

 22日の東京外国為替市場でドル円は上値の重い動き。12時時点では143.18円とニューヨーク市場の終値(143.68円)と比べて50銭程度のドル安水準だった。日米財務相会談で前回同様に為替水準について議論されなかったことを受けた買いを一時的にとどめると、下値を試す動きが再燃し、143.15円まで7日以来の安値を更新した。円安是正への警戒感が払しょくされていないこと、ドルの弱い地合いが続いていることや日経平均の下落などを背景に、ドル円の軟調地合いが続いている。

 ユーロドルは底堅い。12時時点では1.1338ドルとニューヨーク市場の終値(1.1331ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。値動きは鈍いものの、前日海外市場の流れを引き継ぎ全般ドルの上値が重く、1.1345ドルまでじり高。

 ユーロ円は12時時点では162.35円とニューヨーク市場の終値(162.79円)と比べて44銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落や株安が上値を圧迫し、クロス円も売りが優勢となり、162.33円までレンジ下限を広げた。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.15円 - 144.40円
ユーロドル:1.1311ドル - 1.1345ドル
ユーロ円:162.33円 - 163.41円

(金)
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