東京外国為替市場概況・8時 ドル円、上値が重い

 2日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。8時時点では143.83円とニューヨーク市場の終値(144.02円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。週末にトランプ米大統領が「輸入される鉄鋼製品などに課している追加関税を2倍の50%に引き上げる」と明らかにしたことや、米中の貿易摩擦の激化懸念を重しに143.80円まで下押した。ただ、144円手前まで持ち直すなど今のところ下押しは限られている。

 ユーロ円は小幅安。8時時点では163.32円とニューヨーク市場の終値(163.46円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつられ163.20円まで下押した後、163.30円台を中心に小動き。時間外のダウ先物はやや売りが先行し、足もとでは100ドル安水準で推移している。

 ユーロドルは8時時点では1.1355ドルとニューヨーク市場の終値(1.1347ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。先週末NY終値を挟んで小動き。トランプ米大統領の鉄鋼製品とアルミニウムの関引き上げ方針を受けて、欧州連合(EU)は対抗措置も辞さない姿勢を強調している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.80円 - 144.17円
ユーロドル:1.1341ドル - 1.1360ドル
ユーロ円:163.20円 - 163.62円


(金)
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