ニューヨーク外国為替市場概況・30日 ドル円、続落
30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は144.02円と前営業日NY終値(144.21円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領が「中国は米国との合意に違反した」と発言し、中国に対して厳しい措置を取る可能性を示唆すると、米中貿易摩擦が再燃するとの懸念から143.48円付近まで売りに押された。ただ、アジア時間につけた安値143.44円が目先のサポートとして意識されると次第に買い戻しが強まり、24時前には144.44円まで反発。その後は米10年債利回りの上昇が続かなかったほか、米政権の関税政策に対する不透明感が根強いこともあって再び伸び悩み、143円台後半から144.00円近辺でのもみ合いに転じた。
なお、トランプ米大統領は中国が合意にどのように違反したのか、中国に対してどのような措置を取るのかなどの詳細については言及していない。
ユーロドルは反落。終値は1.1347ドルと前営業日NY終値(1.1370ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準となった。トランプ米大統領の発言を受けてドル売りが一時進んだ場面では1.1350ドル台まで上昇。その後にいったんは1.1313ドルの本日安値をつけたが、米政策の先行き不透明感を手掛かりにしたドル売りが相場を支え、2時30分過ぎには1.1367ドル付近まで切り返した。
ユーロ円は5営業日ぶりに反落。終値は163.46円と前営業日NY終値(163.92円)と比べて46銭程度のユーロ安水準だった。アジア時間からリスクオフの流れが続き、米大統領の発言が伝わった直後には162.81円まで下押しした。ただ、その後はドル円と同じく一転して買い戻しが優勢となり、163.80円台まで反発。24時以降は163.20円台まで再び押し戻されるなど荒い値動きとなった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.44円 - 144.44円
ユーロドル:1.1313ドル - 1.1390ドル
ユーロ円:162.81円 - 164.03円
(岩間)
なお、トランプ米大統領は中国が合意にどのように違反したのか、中国に対してどのような措置を取るのかなどの詳細については言及していない。
ユーロドルは反落。終値は1.1347ドルと前営業日NY終値(1.1370ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準となった。トランプ米大統領の発言を受けてドル売りが一時進んだ場面では1.1350ドル台まで上昇。その後にいったんは1.1313ドルの本日安値をつけたが、米政策の先行き不透明感を手掛かりにしたドル売りが相場を支え、2時30分過ぎには1.1367ドル付近まで切り返した。
ユーロ円は5営業日ぶりに反落。終値は163.46円と前営業日NY終値(163.92円)と比べて46銭程度のユーロ安水準だった。アジア時間からリスクオフの流れが続き、米大統領の発言が伝わった直後には162.81円まで下押しした。ただ、その後はドル円と同じく一転して買い戻しが優勢となり、163.80円台まで反発。24時以降は163.20円台まで再び押し戻されるなど荒い値動きとなった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.44円 - 144.44円
ユーロドル:1.1313ドル - 1.1390ドル
ユーロ円:162.81円 - 164.03円
(岩間)