東京外国為替市場概況・17時 ドル円、弱含み

 2日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。17時時点では142.90円と15時時点(143.35円)と比べて45銭程度のドル安水準だった。欧州勢が本格参入する中で、欧州通貨に対するドル売りが先行し、徐々にドル円も上値が重くなった。17時前には142.83円まで弱含んだ。米10年債利回りは4.44%台まで上昇するなど米債が売られ、米株安・ドル安の米トリプル安の様相になっている。

 ユーロドルは上昇。17時時点では1.1423ドルと15時時点(1.1379ドル)と比べて0.0044ドル程度のユーロ高水準だった。ポーランドの選挙の結果にはユーロドルはほぼ反応はなく、4月23日以来となる1.1437ドルまで上昇している。また、ポンドドルは1.3557ドル、ドルスイスフランは0.8172フランまでそれぞれドル売りが進んだ。

 ユーロ円は下げ渋り。17時時点では163.24円と15時時点(163.11円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。欧州株は軟調に始まったが、欧州通貨に対してのドル売りが先行したことで163.06円を底に下げ渋っている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.83円 - 144.17円
ユーロドル:1.1341ドル - 1.1437ドル
ユーロ円:163.06円 - 163.62円


(松井)
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