欧州マーケットダイジェスト・6日 株まちまち・ドル高
(6日終値:7日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=144.86円(6日15時時点比△1.00円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=165.05円(△0.54円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1393ドル(▲0.0042ドル)
FTSE100種総合株価指数:8837.91(前営業日比△26.87)
ドイツ株式指数(DAX):24304.46(▲19.12)
10年物英国債利回り:4.644%(△0.028%)
10年物独国債利回り:2.576%(▲0.006%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4月独鉱工業生産
(前月比) ▲1.4% 2.3%・改
(前年比) ▲1.8% ▲0.7%・改
4月独貿易収支
146億ユーロの黒字 213億ユーロの黒字・改
4月仏鉱工業生産
(前月比) ▲1.4% 0.1%・改
4月仏貿易収支
79.68億ユーロの赤字 62.72億ユーロの赤字・改
4月仏経常収支
41億ユーロの赤字 10億ユーロの黒字・改
1-3月期ユーロ圏域内総生産(GDP)確定値
(前期比) 0.6% 0.3%
(前年同期比) 1.5% 1.2%
4月ユーロ圏小売売上高
(前月比) 0.1% 0.4%・改
(前年比) 2.3% 1.9%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。米中首脳電話会談を受けて、貿易摩擦が激化するとの懸念が和らぐ中、円売り・ドル買いが先行。NY市場に入り、5月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比13.9万人増と予想の13.0万人増を上回ったことが分かると、米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが加速した。24時過ぎには一時145.09円と日通し高値を更新した。平均時給が前月比0.4%/前年比3.9%と予想の前月比0.3%/前年比3.7%を上回ったことも相場の支援材料。市場では「前日までに発表された米雇用指標を受けて下振れリスクが意識されていただけに、まずまずの内容だった」との声が聞かれた。
なお、トランプ米大統領は「米連邦準備理事会(FRB)の対応が遅すぎるのは大惨事だ」と述べ、パウエルFRB議長を改めて非難。加えて、政策金利の1%引き下げを要求した。
・ユーロドルは頭が重かった。米雇用統計の結果を受けて全般ドル買いが優勢になると一時1.1372ドルと日通し安値を更新した。ただ、4日の安値1.1357ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。ユーロ円の上昇につれた買いも相場を下支えした。
・ユーロ円はしっかり。ドル円の上昇や米国株高を手掛かりに円売り・ユーロ買いが強まると一時165.29円と日通し高値を更新した。
・ロンドン株式相場は6日続伸し、3月3日以来約3カ月ぶりの高値で取引を終えた。米中首脳電話会談を受けて、貿易摩擦が激化するとの懸念が和らぐと、英株にも買いが入った。ただ、足もとで相場上昇が続いているだけに、短期的な過熱感も意識されて上値は限られた。HSBCやバークレイズなど金融株が買われたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は4日ぶりに小反落。米中貿易摩擦が激化するとの懸念が和らぎ、独株にも買いが入ったものの、週末を控えたポジション調整目的の売りが出ると下げに転じた。前日に史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りも出やすかった。個別ではラインメタル(4.99%安)やフォルクスワーゲン(1.72%安)、ポルシェ(1.46%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=144.86円(6日15時時点比△1.00円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=165.05円(△0.54円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1393ドル(▲0.0042ドル)
FTSE100種総合株価指数:8837.91(前営業日比△26.87)
ドイツ株式指数(DAX):24304.46(▲19.12)
10年物英国債利回り:4.644%(△0.028%)
10年物独国債利回り:2.576%(▲0.006%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4月独鉱工業生産
(前月比) ▲1.4% 2.3%・改
(前年比) ▲1.8% ▲0.7%・改
4月独貿易収支
146億ユーロの黒字 213億ユーロの黒字・改
4月仏鉱工業生産
(前月比) ▲1.4% 0.1%・改
4月仏貿易収支
79.68億ユーロの赤字 62.72億ユーロの赤字・改
4月仏経常収支
41億ユーロの赤字 10億ユーロの黒字・改
1-3月期ユーロ圏域内総生産(GDP)確定値
(前期比) 0.6% 0.3%
(前年同期比) 1.5% 1.2%
4月ユーロ圏小売売上高
(前月比) 0.1% 0.4%・改
(前年比) 2.3% 1.9%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。米中首脳電話会談を受けて、貿易摩擦が激化するとの懸念が和らぐ中、円売り・ドル買いが先行。NY市場に入り、5月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比13.9万人増と予想の13.0万人増を上回ったことが分かると、米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが加速した。24時過ぎには一時145.09円と日通し高値を更新した。平均時給が前月比0.4%/前年比3.9%と予想の前月比0.3%/前年比3.7%を上回ったことも相場の支援材料。市場では「前日までに発表された米雇用指標を受けて下振れリスクが意識されていただけに、まずまずの内容だった」との声が聞かれた。
なお、トランプ米大統領は「米連邦準備理事会(FRB)の対応が遅すぎるのは大惨事だ」と述べ、パウエルFRB議長を改めて非難。加えて、政策金利の1%引き下げを要求した。
・ユーロドルは頭が重かった。米雇用統計の結果を受けて全般ドル買いが優勢になると一時1.1372ドルと日通し安値を更新した。ただ、4日の安値1.1357ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。ユーロ円の上昇につれた買いも相場を下支えした。
・ユーロ円はしっかり。ドル円の上昇や米国株高を手掛かりに円売り・ユーロ買いが強まると一時165.29円と日通し高値を更新した。
・ロンドン株式相場は6日続伸し、3月3日以来約3カ月ぶりの高値で取引を終えた。米中首脳電話会談を受けて、貿易摩擦が激化するとの懸念が和らぐと、英株にも買いが入った。ただ、足もとで相場上昇が続いているだけに、短期的な過熱感も意識されて上値は限られた。HSBCやバークレイズなど金融株が買われたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は4日ぶりに小反落。米中貿易摩擦が激化するとの懸念が和らぎ、独株にも買いが入ったものの、週末を控えたポジション調整目的の売りが出ると下げに転じた。前日に史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りも出やすかった。個別ではラインメタル(4.99%安)やフォルクスワーゲン(1.72%安)、ポルシェ(1.46%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)