東京外国為替市場概況・12時 ドル円、やや伸び悩み

 11日の東京外国為替市場でドル円はやや伸び悩み。12時時点では144.95円とニューヨーク市場の終値(144.87円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。10時半頃からドル買いが強まると145円台を回復し、11時過ぎには145.15円付近まで上昇した。8時台につけた145.16円には届かずにその後は失速し、144.80円台まで上値を切り下げている。昨日も同じ時間帯に同様の動きを見せており、実需フローに振り回された感がある。

 ユーロドルは下げ渋り。12時時点では1.1415ドルとニューヨーク市場の終値(1.1425ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円が上昇したタイミングで1.1406ドルまでユーロ安ドル高に傾いた。大台割れは回避され、一巡後は1.1410ドル台でじり高となった。
 なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは、朝方につけた98.94を下値に切り返し、一時99.19近辺まで上昇している。

 ユーロ円は上値が重い。12時時点では165.46円とニューヨーク市場の終値(165.51円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。弱含む時間外のダウ先物を眺めながら売り戻しが優勢となり、165.39円まで下押した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.66円 - 145.16円
ユーロドル:1.1406ドル - 1.1439ドル
ユーロ円:165.39円 - 165.81円


(小針)
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