ニューヨーク外国為替市場概況・26日 ユーロドル、3年9カ月ぶり高値

 26日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは6日続伸。終値は1.1701ドルと前営業日NY終値(1.1659ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ高水準だった。トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)次期議長の早期指名を検討していると伝わり、市場では利下げに前向きな人物が選ばれるとの思惑が浮上。米利下げ観測の高まりを背景に全般ドル売りが優勢となった。欧州市場序盤には一時1.1744ドルと2021年9月以来約3年9カ月ぶりの高値を更新した。なお、市場では「FRBの独立性が脅かされるとの懸念からドル売りが出た」との声も聞かれた。
 NY市場に入ると1.1700ドルを挟んだもみ合いに転じた。21時過ぎに一時1.1690ドル付近まで伸び悩む場面もあったが、1時30分過ぎは1.1740ドル付近まで再び上昇。ただ、引けにかけては1.16ドル台後半まで押し戻された。

 ドル円は反落。終値は144.42円と前営業日NY終値(145.24円)と比べて82銭程度のドル安水準だった。米早期利下げ観測や米金融政策への政治的介入を警戒したドル売りが優勢となり、欧州市場序盤に一時143.75円まで下落した影響が残った。
 ただ、NY市場に限れば144円台でのもみ合いに終始した。24-25日のパウエルFRB議長の議会証言を通過したほか、中東情勢を巡る警戒が再び高まる事態になっておらず、次の材料待ちとの雰囲気が出ている。「明日27日の5月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)の結果を見極めたい」との声も聞かれた。

 ユーロ円も反落。終値は168.98円と前営業日NY終値(169.33円)と比べて35銭程度のユーロ安水準。日本時間夕刻に一時168.56円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。2時過ぎには169.21円付近まで下げ渋った。

本日の参考レンジ
ドル円:143.75円 - 145.27円
ユーロドル:1.1655ドル - 1.1744ドル
ユーロ円:168.56円 - 169.40円

(中村)
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