ニューヨーク外国為替市場概況・15日 ドル円、3日続伸

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続伸。終値は148.88円と前営業日NY終値(147.72円)と比べて1円16銭程度のドル高水準だった。米労働省が発表した6月米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%/前年比2.7%と予想の前月比0.3%/前年比2.6%を前年比で上回った一方、エネルギーと食品を除くコア指数は前月比0.2%/前年比2.9%と予想の前月比0.3%/前年比2.9%を前月比で下回った。結果は概ね予想に沿った内容となり、インフレの抑制を示したが、関税の影響を巡る懸念は払拭されず、米連邦準備理事会(FRB)が当面は金利を据え置くとの観測が広がった。
 一時4.39%台まで低下していた米10年債利回りが4.48%台まで上昇すると、全般ドル買いが活発化し、0時30分過ぎには149.02円と4月3日以来約3カ月半ぶりの高値を更新した。レジスタンスとして意識されていた6月23日の高値148.03円や5月12日の高値148.65円を上抜けたことで、テクニカル的にも買いが入りやすい地合いとなった。
 市場では「20日に投開票される参議院選挙を巡る不透明感も円売り・ドル買いを促している」との声が聞かれた。最新の世論調査では与党が過半数維持に向けて厳しい戦いとなっており、財政拡張を訴える野党との協調が必要になるとの見方から円売りが出ているもよう。

 ユーロドルは5日続落。終値は1.1601ドルと前営業日NY終値(1.1664ドル)と比べて0.0063ドル程度のユーロ安水準となった。米CPIの結果を受けて米長期金利が上昇すると全般ドル買いが優勢となり、2時30分前に一時1.1593ドルと6月25日以来の安値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.70と6月23日以来の高値を更新した。
 なお、トランプ米大統領は「消費者物価は低い」として、FRBに改めて利下げを要求した。

 ユーロ円は3日続伸。終値は172.71円と前営業日NY終値(172.32円)と比べて39銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時173.08円と昨年7月以来1年ぶりの高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りが出ると172.63円付近まで伸び悩んだ。

本日の参考レンジ
ドル円:147.55円 - 149.02円
ユーロドル:1.1593ドル - 1.1693ドル
ユーロ円:172.26円 - 173.08円

(中村)
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