株式明日の戦略-大幅高で史上最高値を更新、CPIを受けた米国の反応に要注目
12日の日経平均は大幅に5日続伸。終値は897.69円高の42718.17円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり964/値下がり600。指数寄与度の大きいソフトバンクGやファーストリテイリングが大幅上昇。レーザーテックが7.1%高、アドバンテストが6.3%高と、半導体株に資金が向かった。上方修正と増配を発表したサンリオがストップ高。売買代金は全市場で2位と商いも盛り上がった。セイコーG、三井金属、横浜ゴムなど上方修正を発表した銘柄が跳ねており、セイコーGはストップ高をつける場面もあった。業績好調が確認でき、大口受注の発表もあったAIメカテックは、場中に値がつかずストップ高比例配分となった。
一方、任天堂やソニーGなどゲーム株の一角が軟調。下方修正を発表したオリンパスが5%を超える下落となった。下方修正に加えて証券会社による投資判断引き下げも嫌気されたNXHDが12.3%安。日本ペイントやTOPPANなどが決算を材料に大きく値を崩した。
日経平均は史上最高値を更新。なんとか超えたという動きではなく、派手な上昇となって大幅に記録を塗り替えており、印象が良い。どこかで上昇一服感は出てくるだろうし、逆回転の動きとなった場合には4桁の下げとなる日があるかもしれない。ただ、今は恐怖に駆られて売りを出す投資家は少ないと考えられる。大きく下げたとしても押し目では買いが入りやすく、上値追いの流れがしばらく続いたとしても驚きはない。
本日の米国では、7月の消費者物価指数(CPI)が発表される。日本株逆回転のトリガーがあるとすれば、米CPIが強く米国の長期金利が急上昇して一転リスクオフというシナリオは考えられるだけに、結果を受けた米国マーケットの反応は注目される。ただ、そのことが警戒されているのであれば、発表直前でここまでの上昇に至ったことが不可解でもある。CPIが弱く、早期の利下げ期待が高まるようなら、グロース株の支援材料となる。米金利が上昇するケースでも、金融株が買われて大型バリュー主導で一段高となる可能性もある。CPIを無難に消化できれば、14日に発表される米生産者物価指数(PPI)に対する警戒は後退する。本日の米国株が大崩れすることなく、日本株にもプラスの影響が及ぶ展開に期待したい。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり964/値下がり600。指数寄与度の大きいソフトバンクGやファーストリテイリングが大幅上昇。レーザーテックが7.1%高、アドバンテストが6.3%高と、半導体株に資金が向かった。上方修正と増配を発表したサンリオがストップ高。売買代金は全市場で2位と商いも盛り上がった。セイコーG、三井金属、横浜ゴムなど上方修正を発表した銘柄が跳ねており、セイコーGはストップ高をつける場面もあった。業績好調が確認でき、大口受注の発表もあったAIメカテックは、場中に値がつかずストップ高比例配分となった。
一方、任天堂やソニーGなどゲーム株の一角が軟調。下方修正を発表したオリンパスが5%を超える下落となった。下方修正に加えて証券会社による投資判断引き下げも嫌気されたNXHDが12.3%安。日本ペイントやTOPPANなどが決算を材料に大きく値を崩した。
日経平均は史上最高値を更新。なんとか超えたという動きではなく、派手な上昇となって大幅に記録を塗り替えており、印象が良い。どこかで上昇一服感は出てくるだろうし、逆回転の動きとなった場合には4桁の下げとなる日があるかもしれない。ただ、今は恐怖に駆られて売りを出す投資家は少ないと考えられる。大きく下げたとしても押し目では買いが入りやすく、上値追いの流れがしばらく続いたとしても驚きはない。
本日の米国では、7月の消費者物価指数(CPI)が発表される。日本株逆回転のトリガーがあるとすれば、米CPIが強く米国の長期金利が急上昇して一転リスクオフというシナリオは考えられるだけに、結果を受けた米国マーケットの反応は注目される。ただ、そのことが警戒されているのであれば、発表直前でここまでの上昇に至ったことが不可解でもある。CPIが弱く、早期の利下げ期待が高まるようなら、グロース株の支援材料となる。米金利が上昇するケースでも、金融株が買われて大型バリュー主導で一段高となる可能性もある。CPIを無難に消化できれば、14日に発表される米生産者物価指数(PPI)に対する警戒は後退する。本日の米国株が大崩れすることなく、日本株にもプラスの影響が及ぶ展開に期待したい。