ロンドン為替見通し=ユーロドルは仏国債格下げ警戒、ポンドは7月英GDPに要注目か

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、8月の独・仏消費者物価指数(CPI)改定値を見極めつつ、フランス国債の格下げの可能性に警戒することになる。

 8月独消費者物価指数(CPI)改定値の予想は前月比+0.1%、前年比+2.2%、8月仏CPI改定値の予想は前月比+0.4%、前年比+0.9%となっている。
 昨日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、「ディスインフレのプロセスは終了した」(ラガルドECB総裁)とのことで、利下げサイクルが終了した可能性が示唆された。

 ラガルドECB総裁は「基調インフレの指標は、ECBの中期目標である2%に一致している」「インフレ、2%からのわずかな乖離ではECBの行動を促さない」と述べており、今後は、ユーロ圏のインフレ指標が下げ止まったことを確認していくことになる。

 また、本日は、フランスの政局混迷を受けて、フィッチ・レーティングスがフランスのソブリン格付けの見直しを発表する予定となっており、格下げリスクに警戒しておきたい。

 ポンドドルは、前月比横ばいと予想されている7月英国内総生産(GDP)や8月英鉱工業生産(予想:前月比横ばい/前年比+1.1%)、8月英製造業生産高(予想:前月比+0.1%)などを見極めつつ、英国の景況感や利下げの可能性などを見極めることになる。


想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1829ドル(7/1高値)
・ユーロ円:173.97円 (7/28 高値=年初来高値)
・ポンドドル:1.3789ドル(7/1高値)
・ポンド円:200.87円(ピポット・ターニングポイント)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1677ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:171.46円(日足一目均衡表・雲の上限)
・ポンドドル:1.3464ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ポンド円:198.87円(日足一目均衡表・基準線)



(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。