NY為替見通し=米失業保険指標や複数のFRB高官の発言に要注目か

 本日のNY為替市場のドル円は、明日発表される米8月PCEデフレーターという重要なインフレ指標を控えて、米新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数などを見極めつつ、複数のFRB高官の発言を見極めていく展開となる。

 また、引き続き、トランプ米大統領の突発的な発言や次期FRB議長候補に関するヘッドライン、そして10月からの米政府機関の閉鎖の可能性に関するヘッドラインなどには警戒しておきたい。

 ドル円のテクニカル分析では、日足一目均衡表・雲の上限147.88円や長期的な攻防の分岐点である200日移動平均線148.51円を上回る水準で堅調に推移している。
 8月1日の米雇用統計ショックによる下押しの戻り高値149.14円を上抜けて、8月1日の高値150.92円を目指す上昇トレンドを継続していくのか否かに注目していきたい。

 パウエルFRB議長は、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを決定した理由に雇用情勢の悪化を挙げていた。本日発表される新規失業保険申請件数の予想は23.5万件と前回分の23.1万件から悪化が見込まれており、9月雇用統計調査対象週(12日)の失業保険継続受給者数の予想は193.5万人と前回分の192.0万人からの悪化が見込まれている。予想通りか予想を上回る弱い結果となれば、年内2回の利下げ観測が高まることになる。

 また本日は、グールズビー米シカゴ連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁、ボウマンFRB副議長、バーFRB理事、ローガン米ダラス連銀総裁、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁らの発言機会が予定されており、金融政策への言及には警戒しておきたい。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、149.14円(9月3日高値)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、147.88円(日足一目均衡表・雲の上限)


(山下)
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