NY為替見通し=ドル円、米中貿易関連報道やベージュブックに要注目か

 本日のNY為替市場のドル円は、米中貿易摩擦に関する報道に警戒しながら、米地区連銀経済報告(ベージュブック)やG20財務相・中央銀行総裁会議からの発言を見極めていくことになる。

 中国がレアアース(希土類)輸出規制を強化し、トランプ米大統領が100%の対中追加関税とソフトウエア輸出規制を発表して、さらなる対中報復措置を検討すると述べたことで、米中報復合戦第2幕への警戒感が高まっており、本日もトランプ米大統領による発言には警戒しておきたい。

 パウエルFRB議長は昨日の講演で、インフレデータは、消費者物価指数(CPI)の発表が24日に予定されており、10月連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策判断を助けるが、雇用関連ではデータが不足する、と述べた。

 そして、政府機関閉鎖によりデータは限定的となっている中、地区連銀経済報告(ベージュブック)などの結果を見極めていくと述べており、本日公表されるベージュブックでの物価動向や雇用情勢には要注目となる。

 パウエルFRB議長が労働市場に著しい下方リスクがあると述べ、バランスシート縮小終了を示唆したことで、「フェドウオッチ」での年内利下げは、ほぼ確実視されている。

 また、本日からG20財務相・中央銀行総裁会議が開催されるが、今月末の日銀金融政策決定会合に向けて、ベッセント米財務長官が植田日銀総裁に対して利上げを要請する可能性に警戒しておきたい。ベッセント米財務長官は、2月と8月に植田日銀総裁と電話会談を行い、円安抑制のための利上げを要請していた。
 
・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、152.61円(10/14高値)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、150.19円(日足一目均衡表・転換線)


(山下)
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