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NY為替見通し=ドル円、米PPIに注目 テクニカル面では146円台半ばが分岐点か

 本日のNY為替市場のドル円は、8月米卸売物価指数(PPI)を確認しながら、米長期金利をながめることになるか。

 まず8月米PPIについて、市場予想は前年比+3.3%/コア・前年比+3.5%となっている。明日の8月米消費者物価指数(CPI)を確認する必要はあるものの、予想を上回る伸びとなれば、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%利下げ観測が後退し、米長期金利が上昇してドル円を押し上げるかもしれない。前回の7月PPIでは関税の影響で伸びが加速したことが明らかとなり、0.50%利下げ観測が後退すると共にドル買いで反応していた。ただし、予想外の伸び鈍化となればドル売りを促すこともあり得る。結果に注目したい。

 CMEのフェドウォッチ・ツールを見ると、今月のFOMCでの利下げ確率は、0.50%は8%程度となっている。それに対して0.25%は90%超に達しており、0.25%の利下げがほぼ織り込まれている状況である。この点からも、市場の関心は大幅利下げ観測が高まるか、それとも後退するかにあるといえる。

 また、FOMCのブラックアウト期間中のためFRB関係者からの発言は期待できない中、PPIを受けたトランプ米大統領を始めとする米政府関係者の発言には気を付けたい。トランプ米大統領によるFRB批判は今に始まった事ではないが、新手の批判方法を繰り出すようならばドル売りでの反応が予想される。事前に予想することは困難ではあるが、万一への備えは怠らないようにしたい。

 そのほか、NY午後になるが米10年債入札が予定されている。入札結果を受けた債券市場の動きが為替にも影響を及ぼすことも考えらえる。

 テクニカル面では、ドル円は前日に146.31円まで下落して1カ月弱ぶりの安値を付けるも少し下に位置していた90日移動平均線が目先のサポートとして意識されると下げ渋る動きとなり、結局は下影の長い「たくり足」を日足チャートに付けた。本日の東京市場では147円台半ばで伸び悩んだが、同水準には日足・一目均衡表の基準線147.68円や転換線147.73円、雲の上限147.95円などが集まっており、抵抗帯となっている。これらをこなして148円台に乗せるようならば、前日の足形と合わせて上値を試す流れに傾くことも考えられる。


想定レンジ上限
・ドル円は、日足・一目均衡表の雲の上限147.95円。超えると4日高値148.78円

想定レンジ下限
・ドル円は、心理的節目の147.00円。割り込むと90日移動平均線146.26円


(川畑)
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