NYマーケットダイジェスト・16日 株安・原油高・金利上昇

(16日終値)
ドル・円相場:1ドル=158.02円(前営業日比△0.02円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=177.58円(△0.32円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1239ドル(△0.0019ドル)
ダウ工業株30種平均:52002.41ドル(▲175.28ドル)
ナスダック総合株価指数:26140.04(▲572.99)
10年物米国債利回り:5.07%(△0.01%)
WTI原油先物11月限:1バレル=101.41ドル(△3.44ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4181.1ドル(△11.0ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
9月米輸入物価指数
(前月比)   1.1%      0.5%・改
9月米鉱工業生産
(前月比)   0.7%      0.1%・改
設備稼働率   76.9%     76.4%・改
9月米財政収支
     269億ドルの赤字  1668億ドルの赤字
8月対米証券投資動向
短期債を含む 1998億ドル   874億ドル・改
短期債を除く 2792億ドル    ▲279億ドル

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円はほぼ横ばい。米長期金利の指標とされる米10年債利回りが5.06%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。23時30分過ぎに一時157.70円と日通し安値を付けた。
 ただ、前日の安値157.55円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。市場では「8日の安値157.52円や5日の安値157.44円もサポートとして意識されている」との声が聞かれた。米10年債利回りが5.12%台まで上昇すると全般ドル買いが活発化し、2時前には一時158.34円と日通し高値を更新した。
 もっとも、前日の高値158.35円を上抜けることは出来なかった。一目均衡表雲の上限158.44円や200日移動平均線の158.57円がレジスタンスとして働いた面もあった。米10年債利回りが5.06%台まで低下すると157.96円付近まで押し戻されている。

・ユーロドルは小幅ながら続伸。米長期金利が上昇すると全般ドル買いが先行し、1時30分前に1.1213ドル付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値1.1208ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが進んだ。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場を下支えし、1.1240ドル付近まで持ち直した。

・ユーロ円は続伸。20時30分前に一時177.97円と本日高値を付けたものの、買い一巡後はじりじりと上値を切り下げる展開に。1時過ぎには177.38円付近まで下押しした。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。人工知能(AI)関連企業の過剰債務や投資回収を巡る懸念が広がる中、AI向けクラウドサービスのコアウィーブが一時14%超急落。他のAI関連銘柄にも売りが波及した。WTI原油先物相場が終値ベースで約1カ月ぶりの高値を付けたことも投資家心理を冷やした。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やマイクロンテクノロジーなど半導体の売りが目立った。なお、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は8日続落し、2008年以来最長の連続下落となった。

・米国債券相場で4日ぶりに反落。WTI原油先物価格が一時1バレル=101ドル台後半まで急伸するとインフレへの懸念が高まり債券売りが出た。ただ、ハイテク企業による巨額のAI関連投資への懸念が高まる中、相対的に安全な資産とされる米国債には買いが入りやすく、下値は限定的だった。

・原油先物相場は7日続伸。ウクライナによる大型ドローン攻撃でロシア中部にある製油所の一次原油蒸留装置の一つが操業停止となったとの報道が伝わり、需給悪化を意識した買いが優勢となった。終値ベースで約1カ月ぶりの高値を付けた。

・金先物相場は続伸。米早期利上げ観測の後退で米長期金利が低下した場面では買いが強まった。一方で、米長期金利がその後に上昇したため上値は限られた。

(中村)
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