ニューヨーク外国為替市場概況・20日 ドル円、小幅続伸

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅ながら続伸。終値は150.75円と前営業日NY終値(150.61円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。「日銀は来週29-30日の金融政策決定会合で議論する『経済・物価情勢の展望』(展望リポート)で、今年度の実質国内総生産(GDP)見通しを引き上げる可能性」との一部報道が伝わり、欧州市場序盤には一時150.28円まで下落した。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。自民党と日本維新の会が連立政権樹立で正式合意したことを受け、明日の首班指名選挙で高市新首相が誕生することが確実視される中、円売り・ドル買いがじわりと強まった。20時30分過ぎには150.86円付近まで持ち直した。
 もっとも、そのあとは徐々に値動きが鈍った。米政府機関の一部閉鎖の影響で、相場材料となる米経済指標の発表がなく、方向感が出にくい地合いとなった。なお、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は「米政府機関の一部閉鎖は今週中に終わる可能性がある」との見解を示した。

 ユーロドルは小幅続落。終値は1.1642ドルと前営業日NY終値(1.1655ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.97%台まで低下するとユーロ買い・ドル売りが入ったものの、戻りは鈍かった。フランスの財政悪化への懸念は根強い中、3時30分前には一時1.1639ドルと日通し安値を更新した。
 もっとも、今日の高値はアジア時間に付けた1.1676ドルで値幅は0.0037ドル程度と小さかった。米経済指標の発表などがなく手掛かり材料に欠けたため、大きな方向感は出なかった。

 ユーロ円は4営業日ぶりに小反発。終値は175.49円と前営業日NY終値(175.47円)と比べて2銭程度のユーロ高水準。日銀のGDP見通し上方修正の可能性が報じられると、日本時間夕刻に一時175.25円と日通し安値を付けたものの、そのあとは175円台半ばでのもみ合いに終始した。

本日の参考レンジ
ドル円:150.28円 - 151.20円
ユーロドル:1.1639ドル - 1.1676ドル
ユーロ円:175.25円 - 176.37円

(中村)
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