ロンドン為替見通し=欧州金融当局者の発言内容を見極め、指標は製造業PMI改定値など

 週明けのロンドン為替市場でユーロ相場は、改定値ではあるが欧州の10月製造業購買担当者景気指数(PMI)の結果を確認し、また欧州金融当局者の講演内容を見極める展開か。他、トルコやスイスの消費者物価指数(CPI)の結果次第では、リラやフランが動意づくかもしれない。

 10月製造業PMI改定値は、独・仏・英と景況判断の境目となる50を下回る見込み。一方でユーロ圏PMIは50.0と予想されており、結果いかんでは相場のセンチメントに影響を与えそうだ。ユーロドルの地合いが弱い分だけ、改定値の下振れには敏感な反応を示すかもしれない。

 当局者の講演は、欧州前半にシムカス・リトアニア中銀総裁、後半にはレーン欧州中央銀行(ECB)専務理事、エスクリバ・スペイン中銀総裁、コッハー・オーストリア中銀総裁が予定されている。このなかでは、ECBのチーフ・エコノミストでもあるレーン氏の発言に注目が集まる。理事会内でも影響力が強い同氏は先月、「インフレ率が目標を下回る懸念が強まれば、追加緩和の正当性が高まる」との見解を示した。

 16時の10月トルコCPIは、前年比予想が33%前半と前回とほぼ変わらず。その後に発表される同月スイスCPIは前月比-0.1%と前回から僅かに上振れるも、ディスインフレ基調の継続が見込まれている。リスクとして市場が警戒するのは、トルコCPIが上振れ、スイスは下振れだろう。なお、次回のトルコ中銀とスイス中銀の会合はどちらも12月11日に予定されている。

想定レンジ上限
・ユーロドル、日足一目均衡表・転換線1.1596ドル
・トルコリラ円、8月1日高値3.71円
・ユーロスイスフラン、10月10日高値0.9332フラン

想定レンジ下限
・ユーロドル、ピボット・ターニングポイント1.1459ドル
・トルコリラ円、10月20・21日安値3.58円
・ユーロスイスフラン、10月21日安値0.9210フラン


(小針)
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