9日香港株=もみ合いか、FOMC控え様子見 中国経済政策への期待が支え

 9日の香港市場はもみ合う展開か。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を10日(香港時間11日未明)に控え、様子見気分が上値を抑える可能性がある。FOMCでは0.25%利下げが確実視されているものの、FOMC声明文やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が来年の利下げに消極的なタカ派的なものになるとの警戒感が強まっている。8日の米債券市場では長期金利が上昇したことが重しになりそうだ。

 一方、中国当局の経済政策に対する期待が引き続き下値を支えるだろう。中国共産党中央政治局は8日、習近平総書記(国家主席)が主宰する会議を開き、2026年の経済政策を検討した。引き続き積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を実施し、景気変動に対応するカウンターシクリカル(逆周期)調整と中長期的なトレンドを見据えたクロスシクリカル(跨周期)調整に力を入れ、マクロ経済ガバナンスの実効性を着実に向上させる必要があるとした。

 8日のNY市場でダウ平均は215米ドル安と反落。FOMCの結果発表を前に持ち高調整の売りが優勢となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は5営業日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、主力株ではテンセント(00700)、アリババ集団(09988)、HSBC(00005)が香港終値を上回った半面、美団(03690)が下回って引けた。

(小針)
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